メロンパン食べたい

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限界キモオタライフログ

夜逃げして「かりぐらし恋愛」の聖地巡礼をしました

夜逃げしました。

12月28日午後9時、しばらくガス代を滞納していないにも関わらず、お湯の蛇口をいくら捻ってもお湯が出ないという致命的な問題が発生。

世間は「今日で仕事納めナリ〜w」などと浮かれた雰囲気で、僕も仕事を既に納めて浮かれているところに水を刺してくるこのクソ給湯器。こいつも仕事納めをしたようですね。

入居時、24時間対応してくれる電話番号というのを教えてもらったが、これはあくまでも「どしたん?話聞こか?」レベルのものであって、彼らが24時間いつでも駆けつけて給湯器を治してくれるという非常に素晴らしいサービスではないはず。どうせ今すぐ連絡したって対応は年明けだよね。

借金が嵩んでとんでもないことになっている中、唯一自分が安心して生きていける家にすら裏切られた今、生き残る手段と言えば「夜逃げ」ではないでしょうか。

幸いにも、4名の幼馴染達が手を差し伸べてくれまして、話し合いの結果、4人の家にローテーションで泊まることになりました。

「ドキドキのはしご生活、スタート!」

……そんなありもしないことを妄想しながら、夜逃げを開始します。

朝4時30分、水浴びをして体の芯まで冷やした後、3℃というとんでもない寒さの中、約1時間歩いて吉祥寺駅へ。もうこの時点で心が折れそうになっている。

 

夜逃げで使用する「青春18きっぷ」を購入し、中央線の始発で東京へ。

 

東京からは東海道線の電車で三島まで。

家を出た頃はまだ真っ暗だったのに、小田原が近くなってくるとだんだん明るくなってきた。空が明るくなると、心も明るくなってきて「給湯器、実は故障していないんじゃないか?」などと意味不明なことを考え始める。もしかしたら嫌なことから目を逸らしたいだけなのかもしれない。

 

三島駅以降は静岡駅、浜松駅、大垣駅、姫路駅、相生駅と乗り換えをして、相生駅からは三原行の各駅停車に乗り、岡山を超えて糸崎駅というところまで、なんと2時間41分もじっとしていなければならない。尻にヒビが入りそう……

 

途中の岡山駅を過ぎたあたりで日が沈み、辺りは真っ暗に。

空が暗くなると心も暗くなってきて、給湯器が壊れてお風呂に入れないのに「家に帰りたい」という気持ちが大きくなってきた。

糸崎駅、乗り換えの時間が30分弱もあったけど、とにかく寒い寒い寒い寒い寒い寒い。本当に寒い。寒過ぎて大して暖かくもない待合室でじっとすることしかできなかった。

 

糸崎駅を出ると、途中 白市駅、徳山駅で乗り換えをして、山口県防府市にある防府駅というところに到着。吉祥寺からの移動距離は1053.4km

今朝、吉祥寺駅で改札入ってからずっと改札外に出ていないので「シャバの空気うめぇ〜」ってやつになった。

 

翌日

ネカフェで酒飲んだ後に寝落ちしていたようで、寒過ぎて目が覚めると、店を出ようとしていた時刻になっていた。

寒過ぎるし眠いけど、ここで引き返してもお湯が出ない家しかないというどうしようもなさで心が折れそうになりながらも急いで駅へ向かった。この時、本当に時間がなかったのでシャワーを借りることができなかった。なんのために外に出たのか、全くもって意味がわからない。

 

この日の移動は朝早いだけで大したものではなく、防府駅から下関駅で乗り換えて小倉駅へ向かうだけ。なんなら"朝早い"というのも、昨日の朝に比べれば全然早くない。

 

目的1

小倉で降りた一番の目的はネカフェでシャワーを乞食すること……ではなく、ASaProject 「かりぐらし恋愛」の聖地巡礼。

ドトールコーヒーショップ 小倉魚町2丁目店付近

シャワーを借りたネカフェの近く、魚町2丁目にあるドトールのところ。

12/30の朝8時台、それなりに人が通っているので人が映らないというのはもっと早い時間じゃないと無理そう。

 

目的2

もう一箇所かりぐらし恋愛の聖地があり、それはJR日豊本線で小倉駅から4駅の安部山公園駅から北へ徒歩5分程度のところにある踏切。

北九州市小倉南区湯川1丁目

残念ながら、幼馴染達に会えることも、ドキドキのはしご生活もありませんでした。

たったこの2箇所のために、1日以上かけて東京から九州へやってきたが、帰りもまた1日以上かけて、死ぬほど寒い思いをしながら、時には通勤ラッシュみたいに混雑している電車に乗らなければならないのか?と考えたらお腹が痛くなってきたので、3万円キャッシングして小倉から東京まで新幹線のグリーン車で帰ってきました。

 

以上、かりぐらし恋愛の聖地巡礼でした。

給湯器は治ってません。

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こあちぇる corechel
人の金でメロンパン食べたい