最近、オンライン飲みしていますか?
自粛が明けてからほとんど聞かなくなった「オンライン飲み」と言う行事。
去年や今年の春くらいまでは、会社とか個人とかでイソイソとオンライン飲みをしていた方がいるかと思いますが、なんたって僕は社会不適合者でコミュ障のキモオタク。飲みと言うものに縁がなく、全くと言っていいほどオンライン飲みをした記憶がありません。
さて、そのオンライン飲みで今更何を語ろうとしているのかというと、
1ヶ月ほど前に訳あって一瞬だけオンライン飲みを執り行いましたので、そのご報告になります。
オンラインKP会
実は僕、「エロゲヒロインしか好きじゃない」とか「エロゲヒロインに真剣」とか言ってるくせして、現実世界の女性で唯一「推し」と呼べるような人間がいるのです。
まだそんなにエロゲをしていなかった2017年夏、某メイドカフェで初めて見てから地下アイドルとかやってる現在に至るまで、ストーカーの如くその方に粘着させていただいております。
推されている人間からしたら「どれだけ転生(グループやお店を変える)しても付き纏ってくるキモオタクがいる」程度の認識だろう。実際気持ち悪いと思う。でもしょうがなくない?キモオタクなんだもの。
で、その方の生誕ライブでのみ販売されたくじ引きで見事オンラインKP(=オンライン飲み?)する権利を勝ち取ったという流れになります。
このオンラインKP会、当然のように制限時間がありまして、なんと5分。乾杯したら終わり。「オンラインKP会」だからKP(乾杯)したら終わり。誰も「オンライン飲み」とは言っていない、あくまでも乾杯なのだ。
そりゃオンライン飲みとか言って時間を長くしたり無制限にしようものなら、気に入っているオタクとは無限に飲んでワイワイ喋って盛り上がるかもしれないが、僕のようなしょーもなストーカーキモオタクとは会話が1往復で終わって「ほなまた」と言われ切断される可能性もあるわけですから、オタクにとって5分は短いかもしれないが、冷静に考えてみれば妥当な長さなのかもしれない。
制限時間が5分となると、その時間内でどれだけ内容を詰め込めるかが勝利の鍵になるはず。お風呂屋さんに行って限られた時間内でどれだけ「致せるか」が勝負みたいなやつのソレ。ということで「オンライン面接かよ」というくらい真剣に準備を進めていきます。
本気のオンライン飲み
金のためとはいえ、僕のようなムシケラを相手にするのは非常にストレスの溜まる仕事。僕ができることは、相手に不要なストレスを与えないよう、しっかりとハード・ソフト共に環境を整えることと、整形。
一番手っ取り早いのは整形してイケメンになることだけど、正直そんな時間も金もないし、僕は僕。ということで用意したのはこちら。
丸型蛍光灯のようなライト。
これを使うことによって、ただでさえ表情が暗く、どうしようもない根暗感が出ているキモオタクも……
顔の造形はどうしようもできないけど、思わず「ゲッ」と言ってしまう雨上がりのぬかるみのような顔をしているキモオタクでも、ある程度は人間に近づけたかと思う。
あと大切なのが背景の設定。これは会社のWeb会議とかで普通に使っている設定だからサクッと設定して終わり。もし設定していなかったら……
この有様。
相手にとっても、自分にとっても極めて手軽に試すことができる「地獄」である。背景は絶対に設定しよう。
乾杯と言えば酒
冷蔵庫には北海道のビール「サッポロクラシック」が常に入っているし、床にはいつ買ったかわからないようなお菓子が散乱している。5分しかないし、クラシックを飲みながらその辺に落ちてるお菓子をつまみながら雑に消化するのもありだが、やはり「推し」なので、少しでも自分をよく見せたい!借金はあるけど金ある感じを出していきたい!とにかく見栄を張りたい!!
ということで今回ご用意させていただいたお酒はこちら。
ペリエ・ジュエ ベル・エポック。
高い酒です。渋谷のお酒屋さん(健全)で3万円くらい。5分のためだけにご用意いたしました。もしかしたら店員に「これありますか?」と聞いて裏でゴソゴソ探しているのを待っていた時間の方が長い可能性がある。
ちなみに、これは本当に高いと思ったので「あとからリボ」にしました。ご対戦ありがとうございました。
本番
お疲れ様です。こあちぇるです。よろしくお願い致します。
ねぇ〜背景キモいんだけど〜
オタクだからzoomも使いこなせるんだね
まあ、会社でも使ってるし
だからバリ本名なんだ
アッ!!!!!
……なんと会社で使っているzoomアカウントで参加していました。終わり。
指摘されるまで気づかないくらいには違和感がなかった。会社も本名も開示したことあるオタクだから別にどうでもいいんだけど。
お酒に関しては、コンカフェとかで高いお酒だよね?とか、みなちぇる(女性とお喋りする屋さんの人)のところで買ったの?とか、そういう感じに言われるだけで、特に何かあったわけではありませんでした。(それはそう)
さすがみなちぇるの男!
……
そろそろお時間です
時間だって
あ、承知しました。本日はお時間いただきありがとうございました〜失礼します〜
完
え、短くない?????
本当に5分とは儚いもので、一瞬で終わってしまった。もう1往復くらい会話できても良かったんじゃないかなあと思うし、むしろ推しは僕とそれしか話せなくて満足できたの?(?)
でもよく考えたらあと話すことといえば「エロゲヒロイン可愛い」くらいしか無いしこれでよかったのかも。